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 瀬戸愛知県館---自然保護とムササビの到来
 瀬戸愛知県館では来場者が去った後に、全スタッフで海上(かいしょ)の森の自然世界を描いた「森の劇場」の映像の見納めを行いました。
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 これまで歌唱を担当してきた12人の女性オペラ歌手全員が揃ってのオールメンバーでの歌声が加わっての最後の上演でした。
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 午後7時半過ぎ、移植したコナラの木の前にスタッフ全員が集まり乾杯の時を迎えます。私がその音頭を取ることになりビールをついでいた時、館内に大きなどよめきが起こったのです。展示スペースの上に野生のムササビが姿を現し、全員が目撃するという思いがけないハプニングです。
▼ クリックで写真拡大/このムササビの姿は2005年9月13日の撮影。乾杯時にも同じ場所に姿を見せました。
 瀬戸愛知県館の建設・出展に際しては、会場である「海上の森」の野生生物保護のための空前の環境配慮工事を行ってきましたが、7月末頃から瀬戸愛知県館内にムササビが来館、やがて棲みついていることが確認されました。瀬戸愛知県館内に移植したコナラの木が小さいながらもたくさんの葉やドングリをつけ、思いがけずムササビに「餌」を、また格好の隠れ場を提供することになったのです。
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 新聞でそのムササビの姿が紹介されて以降、瀬戸愛知県館では「モリゾー」「キッコロ」を上回る大人気者となりました。8月20日の「海上の森シンポジウム」で、海上の森の今後のありようや野生動物保護を語り合っていた時、ムササビはすでにこの瀬戸愛知県館に棲みついていたことも後に明かとなりました。
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 モニータービデオの記録から、シンポジウム中、愛知県の絶滅危惧生物600種を展示していたエントランス空間「森の書斎」の片隅の梁の裏で、絶滅危惧種であるムササビがあの自然保護の討議を「聞いていた」こともわかりました。
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 このムササビには、公募によって「ムーチャン」という愛称がつけられました。
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 また、応募で寄せられた「ムーチャン絵手紙」も館内に展示し好評を博ししていました。
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 その「ムーチャンへの絵手紙」に応えるかのように、9月13日、多くの来館者の皆さんの前に「ムーチャン」が突然姿を現すという「事件」が起こっています。ムーチャンはたくさんの来場者が見守る中、愛知県の絶滅動物、ニホンオオカミ、ニホンカワウソ、ニホンアシカを展示していた「森の繭」の上でオシッコをしてみせて、まるで「オレは絶滅などしないぞ」と言っているように思えました。
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 瀬戸愛知県館は、当初計画で万博の会場になるはずだった「海上の森」の一隅に出展しました。瀬戸愛知県館からは、残すことができたその海上の森が望めました。
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 「この森を残せてよかった」という思いが、瀬戸愛知県館の出展のテーマでした。建築設計を担当した柳澤力さんは建築家という仕事を超えて、愛知県の土木担当者らとともに瀬戸会場の自然を守りながら万博出展を行うという困難な仕事を、数年にわたり続けてくれていました。
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 主会場がこの森から長久手町の愛知青少年公園に変更されたのは、「海上の森」の野生動物保護の声が強かったためです。愛知県の希少動物、ムササビはその象徴でした。そのムササビが瀬戸愛知県館に棲みついてくれたことは、私たちの取り組みを野生動物が「よろしい」しとしてくれたのだと受けとめていましたが、まさか、最終日の最後の最後に、全スタッフの前に姿を現そうとは想像もしていませんでした。
 もっともムササビは、「やれやれこれで静かに棲めるわ」と言っているようでしたが。「ムーチャン」のほか開幕前から周辺で確認されていたムササビ「アトム」も瀬戸愛知県館に出入りしていることが確認されています。
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